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【同期との再会】原点を振り返り、ベトナムと海外展開の未来を語る
今日は久しぶりに新卒同期のカッシーと再会。
仕事終わりに合流し、一緒に夕飯を囲みながら、近況からこれからの展望まで、途切れることなく語り合った。
あの新卒時代、一緒に苦労しながら走っていた仲間と、今こうしてまた語り合える時間が持てたことに、改めて縁を感じた。
本日は「ディーディータイ屋台新宿」を利用



今回の再会場所に選んだのは、新宿の「ディーディータイ屋台新宿」。
前に訪れたときとは店名が変わっていたが、変わらず親しみやすい空気感が残っていた。
ビルの一角にあるにも関わらず、どこか現地屋台のざわめきを感じさせる店内。仕事帰りの軽い一杯にちょうどいい。
メニューはオール730円というわかりやすい価格設定で、タイの定番料理が揃っている。
ドリンクも豊富で、サワー各種が450円、ビールも500円前後と手頃。
会話に夢中になりながらも、気づけば料理もドリンクもどんどん進んでいた。
久々の再会の場として、気負わずにリラックスできる、ちょうどいいお店だった。
前回の再会は2023年2月のベトナム・ハノイ ― 14年ぶりの運命的な再会

前回彼と会ったのは、2023年2月16日のベトナム・ハノイ。ちょうどフリーペーパーの創刊が動き出した頃だった。
きっかけは、Twitterから一本のダイレクトメッセージ。差出人は、なんと2009年入社の新卒同期。
当時32人いた同期の中で、同じ部署に配属されたのは、私を含めてたった2人。そのひとりが、カッシーだった。
新卒時代の記憶は鮮烈で、同じ部署で机を並べ、毎日電話営業に追われながら過ごした日々は今でも色濃く残っている。
彼はその時、技能実習生の採用関連でベトナムに滞在中。
何気なく入った日系ホテルで、偶然手に取ったフリーペーパー。その中に掲載されていた特集記事で、私の存在を知ったという。
──そんな偶然が、本当にあるのだろうか。

新卒の配属時からの縁もさることながら、14年という年月を経て、こんなかたちで再会するとは。もはや「運命的」と言っていい出来事だった。
彼は現在、環境系の事業会社の代表を務めている。ちょうどその3年前に社長に就任していたという。
お互いに会社の代表として再び対面したその瞬間。
たとえ違うフィールドを歩んでいても、同じスタートラインから始まった者同士として、言葉にできない感慨があった。
近況から新卒時代の思い出まで、語り尽くせぬ時間となった。
あの日のハノイでの再会は、14年という時を経てなお、確かな縁が続いていることを実感させてくれた。
日本での2年ぶりの再会で語った、これからの事業とアジア展開



それから2年後の2025年5月28日。
次は日本で、再びカッシーと再会することとなった。
この2年間、私にとっては激動の日々だったが、カッシーは私がすでに日本に戻っていたことを知って驚いていた様子だった。
久しぶりに顔を合わせながら、近況報告を交えつつ、あの頃の話に花を咲かせた。
新卒時代の同期たちの話(何人かはすでに起業して活躍中)、同じ部署での日々、当時の会社のこと、さらには結婚観やライフスタイルのことまで。
同期は全部で32人もいたため、「彼は今どうしているか」「あいつはどうなったか」といった話題も新鮮で、15年ぶりに思い出す顔もあった。
それだけ時間が経っているのに、こうして話せることが不思議であり、改めて同期の絆の強さを感じた時間だった。
気づけばお互いに40も近くなり、自然と話題も深みを増していた。
前回のベトナムでの採用活動から2年
彼の会社では、すでに前回のホーチミン出張の際にベトナム人スタッフを2名採用しており、いずれも非常に勤勉な人材だという。今後は、長期的な視点で追加採用も視野に入れているとのことだった。
会話の中では、ベトナム人技能実習制度の改正や、実際の採用現場で直面するリアルな課題についても話が及んだ。
私自身、現地経験者としての視点を交えながら、率直に意見を交換することができた。
現在、私はメディア事業に注力しており、再びベトナム出張やタイでの展開も視野に入れているが、彼もまた海外事業に本腰を入れ始めている。すでに欧米への出張も経験し、事業の多角化と独自性に手応えを感じているようだった。
今後の拠点候補としては、やはりホーチミンが有力だろう、という点でも一致した。
何より心が動いたのは、彼の口から自然とこぼれたこの一言だった。
「今後、ベトナムで何か一緒にやれたらいいね」
と、前向きな話もできたこと。それは、15年の時を越えて交わる未来への約束のようだった。
15年前に同じスタートラインを切った仲間と、今もなおアジアの未来について語り合える。
そんな時間が、何よりも尊く、励みになった。
再会の場となった「ディーディータイ屋台新宿」レビュー(2025年5月28日)

今回の再会の場に選んだ「ディーディータイ屋台新宿」は、リーズナブルな価格帯でタイの定番料理が楽しめる、気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力の店だ。


実は以前も訪れたことがあり、その際は店舗名が異なっていたが、変わらず安定したクオリティだった。
最近はどうしてもタイ料理やベトナム料理の店を選びがちで、この日もそんな流れでの訪問となった。


店内は奥に広がるゆったりとした作りで、居心地が良い。
ドリンクメニューも豊富で、サワー類はすべて450円、ソフトドリンクは400円、ビールは450円から620円とリーズナブルな価格帯だ。


会話は過去のタイ旅行の思い出に自然と花が咲き、タイ料理の数々を味わいながら当時の旅の記憶も振り返った。
異国の味と懐かしい話題が交錯する、穏やかで充実したひとときだった。
まとめと今後の展望

ハノイでの再会から2年ぶり、今回は東京での再会となった。
ベトナムを舞台にした越境事業において、二人の目指す方向性は同じである。
ベトナムという共通項が、再び私たちを引き合わせた。
14年前に並んだスタートライン。今は違うフィールドを歩いていても、その“縁”は確かに続いている。
再会のたびに感じるのは──これは、偶然ではない。きっと「必然」なのだ。
そして、なんと今回はお土産までいただき、ご飯もご馳走になってしまった。心から感謝したい。🙏
次回は必ずこちらからお返ししようと思う。
海外で再び共に走れる仲間がいることは、何よりの心の支えだ。
次はホーチミンも含め、アジア各国のどこかで乾杯できる日を楽しみにしている。
撮影日:2025年5月28日
公開日:2025年5月29日