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元「ダナンスタイル」運営者・永井みのりさんと立川のベトナム料理店「シンチャオ」で語る、ベトナム現地メディア運営のリアル

立川にあるベトナム料理店「シンチャオ」で、元「ダナンスタイル/Danang.Style」の運営者である永井みのりさんとお話をさせていただきました。永井さんは、ベトナム現地メディアの立ち上げから運営まで、多岐にわたるご経験をお持ちです。今回は、そんなリアルな話を直接伺うことができました。
ベトナムの現地発信に携わっていた者同士ということもあり、初対面ながら会話は尽きず…。料理を囲みながら、メディアの立ち上げ話から運営のリアル、共通の知人の話、そしてベトナム生活の細部まで、さまざまなトピックで盛り上がりました。
「ダナンスタイル/Danang.Style」について

ダナン特化の観光メディアとして、以前から何度も拝見していたこちらのメディア。
ダナンにお住まいの方やダナン旅行経験者であれば、きっと一度は目にしているのではないでしょうか。
更新頻度が高く、丁寧な取材に基づいた最新情報が満載で、新店情報なども発信されているため、大変役立つサイトとしてチェックしておりました。

「どんな方が運営されているんだろう」と、当時から密かに気になっていたんです。
サイト情報
「ダナンスタイル/Danang.Style」
ダナンやホイアンなどベトナム中部エリアを紹介する情報サイトとして2019年に開設。観光スポットやホテル、レストランなどのグルメ情報などを、ダナン在住者の日本人とベトナム人が発信中。
- サイトURL:https://danang.style/
- Instagram:https://www.instagram.com/danang.style/
今回利用したのは立川の本格ベトナム料理店「シンチャオ」

立川駅から徒歩数分の場所にある「シンチャオ」は、現地感たっぷりの店内と、しっかりとした味わいのベトナム料理が評判のお店。ランチタイムでもディナーでも、ふとベトナムが恋しくなったときにぴったりの場所です。
永井みのりさんとダナンスタイルの軌跡

永井みのりさんは、以前「ダナンスタイル」の運営をされていた方で、ベトナム・ダナンを拠点に約5年間、現地の情報やビジネスに関する発信を続けてこられました。「ダナンスタイル」は、特に日本人に向けてダナンの魅力や現地での暮らしを伝える、貴重なウェブメディアとして知られています。
新卒で栃木県の企業に就職後、2019年にダナンに渡り、現地でのメディア運営をスタート。コロナ禍の厳しい時期もダナンで乗り越えながら、5年間にわたり数名体制でメディア運営にフルコミットで現地密着の情報発信を続けてこられました。
2024年8月に前職を離れ帰国。現在は日本を拠点に、新たな挑戦をスタートされています。

ちなみに、私が2018年に公開し、現在は閉鎖されている「ウォーキングダナン」もご覧いただいていたとのこと。思いがけないご縁に、とても嬉しく感じるひとときでもありました。
ベトナムメディア運営の苦労と楽しさ

永井さんが語ってくれたのは、ダナンでメディアを運営していく中で直面した様々な苦労と、その中で見つけた思わぬ楽しさでした。
特に印象的だったのは、ベトナムでは日本とは全く異なり、タクシーでのトラブルや運営方針における難しさも多かったという話です。目的地に向かうタクシーに、途中でドライバーの家族が乗り込んできてトラブルになったエピソードなどは、まさに異文化ならではの苦労を感じさせました。
それでも、現地での綿密なネットワーク作りと、地道な情報発信を継続することが、ベトナムでのメディア運営を支えていたとのことです。現地での人々の温かさが力になったとも話してくれました。
苦労話には共感できる部分も多かったのですが、お話を聞いていて強く感じたのは、メディアの運営体制の強固さです。
個人的な見解として、これはどの国でも同様だと思いますが、全く文化の異なる海外で現地メディアを本気で運営するならば、片手間では到底成り立たず、やはり現地に日本人スタッフを配置し、少なくとも最初の1〜2年は収益を度外視して、100%そのメディア運営にコミットしてもらう体制が不可欠だと考えます。そうでなければ、十分な更新頻度や質の高いコンテンツを維持するのは難しいでしょう。その点、「ダナンスタイル」さんでは、そうした強固な運営体制と、それを支える会社のサポート体制がしっかりと構築されているという印象を受けました。
立川の「シンチャオ」で味わう本場の味

会話の中で話題に上ったのは、ベトナム料理の魅力。今回は、立川にある「シンチャオ」にて、永井さん等と共にベトナム料理を堪能しました。「シンチャオ」では、定番のフォーや、新鮮な生春巻き、サイゴンビールなどが楽しめます。
どれも日本にいながらにして、本場の味を味わえると評判のレストランです。

ベトナム料理の奥深い味わい、そしてその背景にある文化や歴史を感じながら、永井さんとの会話はどんどん深まりました。料理の美味しさが、会話をより一層盛り上げてくれたのは言うまでもありません。

空芯菜がきれていたため、オーナーのトゥアンさんが別の美味しい野菜で提供してくださいました。
今後のベトナムとの関わり

永井さんは、今後のベトナムとの関わりについても話してくれました。現在は日本に拠点を移していますが、今後の展望として、チャンスがあればベトナムでの活動を積極的に行っていきたいと語っていました。

また、来たる2025年5月31日(土)、6月1日(日)に開催される「ベトナムフェスティバル 2025 」にも参加されるそうで、その言葉の端々からベトナムへの深い愛情が感じられました。

ベトナムという土地柄、日本人コミュニティは限られているにも関わらず、共通の知人の話が出た際には、その多さに驚きました。特にベトナムで活躍されている日本人女性の方々との繋がりが深い印象でした。

今回、共通の友人を通じて3名での会食となりましたが、気づけば4時間も話し込んでいました(笑)。

本当に、ベトナムの話題は尽きることがありませんね。
まとめ

永井みのりさんとの対談を通して、ベトナムメディア運営のリアルな話、現地での暮らしぶり、そして日本にいながらにして本場のベトナム料理を味わうことの魅力について、多くのことを学ぶことができました。
これからも、ベトナムと日本をつなぐメディアの役割がますます重要になっていくと感じています。
「シンチャオ」での素晴らしい料理と永井さんとの実りある会話を通じて、改めてより深くベトナムの魅力に触れることができた、貴重な時間でした。
撮影日時: 2025年4月29日(火)