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たった3泊の旅行で、観光サイトは作れる!2018年ハワイ旅行で実践した"写真1枚から始まる記事づくり"

2025年5月14日

はじめに

ワイキキビーチの夕暮れ

こんなふうに思ったことはありませんか?

  • 「海外には年に1回しか行かないから、海外ブログなんて作れない」
  • 「ブログサイトを作りたいけど、現地在住じゃないと難しそう…」
  • 「短期旅行者だから、素材なんて集まらないのでは?」
  • 「旅行ブログや観光メディアって、たくさん旅してないと無理そう」

「旅行ブログや観光メディアって、たくさん旅していないと作れない」と思っていませんか?

実は―たった数日の旅行でも、しっかりとした観光系サイトを作ることは可能です。
今回は、2018年に私がハワイ旅行(3泊5日)で実践した観光サイト制作の実例をご紹介します。

3泊5日のハワイ旅行を、ひたすら“素材化”する

カイルアビーチでの撮影
ダイヤモンドヘッドでの撮影
メインビジュアル撮影風景。地元の方に笑われながらの撮影

「3泊5日のハワイ滞在で、どこまで“ネタ”を持ち帰れるか?」

2018年、当時勤めていた会社の先輩社員の結婚式に出席するため、私はハワイへ行くことになりました。

あくまでプライベートな目的でしたが、社内の関係性もあって、上司から「もし現地で取材・サイト化するなら、一部を経費申請してもいい」と提案をもらいました。そんな“社内的なご縁”をきっかけに、私はこの短期滞在を、ひとつの素材化プロジェクトとして動かすことにしたのです。

現地では観光というよりも、「いかに素材を持ち帰るか」に全力を注いだ、観光メディア立ち上げプロジェクトが始動しました。

限られた滞在時間の中で現地を取材し、帰国後にサイトを制作するというイメージです。

滞在中は観光+αの視点で写真を撮りまくり、「使えるカット」「補足説明できそうなシーン」「現地感の伝わる風景」など、ひたすら歩きながら撮影。

現地での行動指針は以下の通り。すべては「あとで記事にできるか?」を軸に設計しました。

撮影時のマイルール

  • 入った飲食店は必ず撮影&メモ
  • 有名な通りは“調べてから”ではなく、歩きながらひたすら見栄えのある場所を撮影 → 帰国後にMAPで撮影場所を特定・調査(逆張りスタイル)
  • 観光地だけは事前にルートを組んで効率的に撮影
  • 映えそうな背景・地元っぽさ・説明に使えそうなカットを優先して収集

とにかく、「あとで記事にできるか?」を常に意識しながら歩き回るスタイルでした。

こんな感じで滞在中はひたすら撮影に明け暮れました。

帰国後(当時はベトナム在住でした)、その素材を元に、1つの観光メディアサイトを制作しました。

帰国後の編集フェーズ(in ベトナム)

  • 観光地の紹介記事は、写真多め+臨場感重視
  • ホテル、飲食店などの店舗記事は、外観1枚からでも記事化して“数で勝負”
  • 「深堀り」より「網羅性」を重視したメディア構成

観光地の紹介ページは、写真を多めにして見ごたえを強化。
一方で、飲食店などは1枚からでも記事化し、「ネタの厚み」よりも「数で勝負」するスタンスでした。

制作の流れ:デザインは最小限、あとは“ひたすら地道に”

実際に公開した観光メディア(現在は閉鎖)

サイト制作にあたって、デザインには最低限だけ時間をかけるスタイルにしました。

  • トップページだけは、デザイナーに依頼して整備
  • それ以外の下層ページはすべて自分で制作
  • 写真1枚+説明+補足情報というシンプルな構成の記事を量産
  • 観光地系の記事だけは、写真をふんだんに使い、見ごたえを意識

このスタイルなら、旅行後に1ページずつ淡々と書いていくだけで、しっかりと「現地の観光情報メディア」になっていきました。

完成度より“続けられること”。
旅の記録を資産に変えるには、このくらいの力加減がちょうど良いと感じています。

結果:ニッチワードで上位表示。事業者から連絡も

結婚式場からの風景

「ハワイ 観光」や「オアフ島 おすすめ」などのビッグワードではさすがに上位表示は難しかったものの、施設名・エリア特化・体験系の複合ワードでは、いくつか検索上位を獲得することができました。

実際に、記事で紹介した観光事業者の方から「写真の差し替えをお願いできますか?」といった修正依頼の連絡も

つまり、ちゃんと読まれている・見られているという実感を得ることができたんです。

ちなみに、最終的にはこの旅行を元に50記事以上を作成
記事数が多かったことで、サイト全体の専門性や信頼性も上がり、SEO評価にもつながったと感じています。

このときの経験は、自分の中でも大きな自信になりました

ブログサイトって気合い入れてやれば3泊の旅行でもつくれてしまうんだという事実に気づいたんです。

「たった3泊の旅行でも、しっかり気合いを入れて取り組めば、観光ブログはつくれる」

結論:「数日の旅行」でも「写真1枚」でも記事は作れる

取材で訪れた飲食店

今回、私が一番伝えたかったのはこの2点です。

  1. わずか3泊5日の旅行でも、観光サイトは作れるということ
  2. たった1枚の写真からでも、記事は作れるということ

ポイントは、「観光を楽しむ視点」ではなく、“素材を集める視点”で旅をすること

もちろん、旅行を楽しむ余裕は減りますが、「仕事としてコンテンツ化する」と割り切ってしまえば、
1回の短期旅行から
何十本もの記事ネタが生まれる
んです。

「旅行が終わったあとも、サイトづくりが続いていく」
そんな感覚を、ぜひ一度体験してみてください。

おわりに

ダイヤモンドヘッドから見下ろすワイキキビーチ

旅行をただの思い出にせず、「資産」に変える。
それが、発信者として旅を楽しむためのひとつの方法です。

旅を「資産」に変えることで、発信者としての楽しさややりがいは大きく広がります。

これは、旅の記録を超えて、
「未来につながる何か」を生み出す一つの方法でもあるのです。

人生ゆたか
人生ゆたか

「次の旅は記事にしてみようかな?」と思っていただけたなら、嬉しいです。

  • この記事を書いた人

人生ゆたか

株式会社リッチメーカー代表取締役。元アマボクサー→営業会社→世界一周'13〜14→ウェブ業界10年'14〜24(内8年ベトナムハノイ駐在'16〜24、ベトナム現地法人設立&元代表、ITオフショア経営、ビル運営、フリーペーパー創刊、オウンドメディア運営等)→ 世界二周目'24→ 株式会社リッチメーカー創業。旅した国/57カ国

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