目次
本日の動きはこんな感じでした
- ウィーン宿チェックアウト
- Konditorei Oberlaa利用
- ウィーンからブラチスラバへ移動
- ブラチスラバ宿チェックイン
- ブラチスラバ市内観光
ウィーンで感じた移民の多様性と公共サービスの有料化事情

ウィーン市内を歩いて感じたのは、移民の方の多さ。街角の至る所でお仕事をされている。アジア系の方は少ない。
その中でも印象的だったのは、オペラハウス近くのレストランで出会ったシリア出身の方。亡命された後、オーストリア在住5年後に市民権を獲得し、現地在住8年とのことだ。「自分はとても幸運だった」と静かに語ってくれた彼の言葉には、重みと感謝の気持ちが込められており、過酷な背景と新天地での努力が滲んでいた。
また、スロベニアから感じていたが、ウィーンも公共のトイレが0.5€〜1€となる。その代わりかなり綺麗に管理されている。日本円では82〜165円というところだろうか。日本もこの点は取り入れるのはどうだろうか。また、ウィーンのホステルでもバック預入が1時間2〜3€など課金制であった。ホステルでこれはやり過ぎとは思うが、サービスに対してあらゆるものを有料化するという考え方は日本の観光事業も参考にできるのではないか。ウィーンの街ではあらゆる博物館、美術館、国会議事堂、図書館すらも入場料制にしており、持続可能な観光資源の活用の仕組みができているのは素晴らしい。
経済成長率は4.8%と毎年凄い勢いで経済成長している。1人あたりのGDPは49,400€≒826万円。人口908万人。ウィーン中心地の物価は円安もあるが、日本の約2倍の感覚だった。
また、日本とオーストリアは150年以上友好的な二国間関係を築いているそうだ。対日貿易も盛んで、音楽分野での交流が活発。在留邦人は3千人を超える。知らないことだらけである。
なぜウィーンに移民が多いのか?日本との制度の違い
上記でも話したが、ウィーン市内を歩いてまず感じたのは、移民の方の多さ。街角の売店や飲食店、清掃業務など、生活のあらゆる現場で彼らの姿を見かけた。特に中東・バルカン半島・アフリカ系の方々が多く、アジア系は比較的少ない印象。
そもそもオーストリアがなぜこれほど移民を受け入れているかというと、歴史的にも地理的にも「東西ヨーロッパの交差点」に位置しており、バルカン半島・旧ユーゴ圏・中東からの移民が流入しやすい構造がある。さらに、EU加盟国として人の移動が自由なこと、そして少子高齢化による労働力確保のニーズも背景にある。特に2015年の難民危機以降は、中東やアフリカからの移民・難民受け入れが急増。
移民に対する社会保障や制度面でも、日本とは大きな違いがある。オーストリアでは、条件を満たせば移民や難民にも教育・医療・社会福祉などへのアクセスが与えられ、市民権取得の道も比較的開かれているそう。一方で日本では、移民受け入れの制度が非常に限定的で、外国人労働者や技能実習生への処遇が問題視されることも少なくない。
街の景色だけでなく、その背後にある「制度設計」や「歴史的背景」に目を向けることで、旅が一層深く感じられる。旅先での一瞬の出会いが、こんなにも多くの問いを投げかけてくれるとは思いもしなかった。
鉄道でウィーンからブラチスラバへ移動:予期せぬトルナバ駅でのハプニング

ブラチスラバ Hlavna駅で降りる予定がトルナバ駅まで来てしまった。実は前の席の男性客の方に確認していたのだが「次の駅だからまだ降りなくて大丈夫」とのことで待っていると、どうやら目的の駅には停車しない列車だった様でどんどんブラチスラバからは北東へ離れていく。男性も若干申し訳なさそうにしていた。
トルナバからブラチスラバへの戻りの列車に乗り換え、車内で廻ってきた切符チェックの駅員さんへ説明するが、見逃してはくれず、3.85€を追加払い事なきを得る。こういうハプニングこそ、旅の醍醐味でしょうか。
ブラチスラバの宿にチェックイン、市内トラムで移動し、徒歩で街歩きスタート

ブラチスラバ到着後は1.1€のトラムで数駅移動し、そこから徒歩で宿まで。チェックイン後は18時半から外へ出て、市内観光名所を廻った。21時日没のため夜間まで十分に観光できるのはありがたい。

地元名物「ハルシュキ」とスロバキアビールで味わう晩餐

夕飯は「Slovak Pub」で有名なスロバキア料理、ハルシュキ(Bryndzové halušky)をいただいた。見た目は、日本で言うところの“ニョッキ”のような小ぶりでもちっとしたジャガイモ団子に、羊乳から作られるチーズ(ブリンズァ)が絡み、さらに上からカリカリに炒めたベーコンがたっぷりと乗っていた。
旅先でのグルメは、その土地の文化を感じる最高の手段。ブラチスラバに来た際は、ぜひこの「ハルシュキ」を試してみてほしい一品。
やはり、現地料理を現地のビールでいただくのは旅の最高の醍醐味だとつくづく感じる。店内は結構混み合っていたが、すぐに席に案内いただけた。
明日の予定:ブラチスラバ城訪問とブダペストへ移動準備
- ブラチスラバ Bratislava宿チェックアウト
- ブダペスト宿チェックイン
- ブラチスラバ Bratislavaからブタペストまで移動
- ブラチスラバ Bratislava観光2日目、ブラチスラバ城
- ブダペスト宿予約及び情報収集